外構工事に使える国の補助金で代表的なものを2つご紹介します。
令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業

画像出典:令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業「補助を受けるための要件」
令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、より良い品質の住宅ストックの形成や、子育てがしやすい環境の整備を目的として既存住宅の改修工事を行った場合に受けられる補助金です。
補助金を受けるためには、上記画像の要件1~4のすべてを満たす必要がありますが、詳細は公式ホームページで確認しましょう。
対象となる外構工事の例は以下の通りです。
項目 | 概要 |
住宅の性能向上工事 | (バリアフリーを目的とした改修工事)屋外スロープの設置玄関から道路までの手すりの設置 |
子育て世帯向け改修工事 | (防犯性の強化を目的とした改修工事)防犯カメラの設置カメラ付きインターホンの設置 |
防災性、レジリエンス性の向上改修工事 | (水害対策のための改修工事)止水板の設置 |
交付申請などの手続きは事業者(施工業者か買取再販業者)が行うため、工事の発注者は自分で申請することができないのを覚えておきましょう。
外構工事だけではなく自宅の大がかりなリフォームを考えている人は、要件にあてはまっていないか事業者に確認しておくことをおすすめします。
参考:令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業公式ホームページ
子育てグリーン住宅支援事業

画像出典:住宅省エネ2025キャンペーン「子育てグリーン住宅支援事業 事業概要」
子育てグリーン住宅支援事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて省エネ性能を満たす新築・既存住宅が受け取れる補助金です。
リフォームの場合の補助対象、補助額と上限額は上記画像の通りです。
対象となる外構工事の例としては、子育て対応改修の中の宅配ボックス設置などがあります。
子育てをしながら省エネ住宅でエコな暮らしをしてみたい人は、詳細を調べてみるのがおすすめです。
参考:住宅省エネ2025キャンペーン「子育てグリーン住宅支援事業 事業概要」
介護保険における住宅改修

補助金・助成金・給付金ではありませんが、要介護認定を受けている人は介護保険を利用して住宅改修をすることができます。
支給限度基準額は要介護度に関わらず生涯20万円で、限度額の範囲内であれば複数回の申請も可能です。
また要介護度が高くなった場合(3段階上昇した時)と引っ越しをした場合は、再度20万円までの支給限度基準額が設定されます。
給付対象になる種目には手すりの取付け、段差の解消などが含まれます。
家族に要介護認定を受けている人がいて、アクセスしやすい外構にしたい場合は担当のケアマネジャーに相談しましょう。
群馬県の補助金
外構工事に使える群馬県の補助金で代表的なものをご紹介します。
参考:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
前橋市の令和7年度合併処理浄化槽設置整備費補助事業

画像出典:前橋市「令和7年度合併処理浄化槽設置整備費補助事業」
前橋市には外構工事に使える補助金として上記画像の金額を交付する「令和7年度合併処理浄化槽設置整備費補助事業」があります。
公共下水道などを整備する計画のない地域で、自宅の単独処理浄化槽などを撤去し新たに合併処理浄化槽を設置した場合、浄化槽設置工事費の一部を補助する制度です。
また群馬県内では、以下の地方自治体で類似した内容の補助金があります。
群馬県内で外構工事を行う際に新たに合併処理浄化槽を設置したい人は、補助金が受けられるかどうかをあらかじめ調べておくのがおすすめです。
高崎市の生けがき奨励補助
高崎市では緑豊かな町づくりを目的として、生けがき作りに補助金を交付しています。
交付金額は次の通りです。
・生けがきの延長1m/2,000円(上限50,000円)
・(ブロック塀を延長5m以上取り壊して生けがきを設置する場合)別で一律20,000円を補助
ブロック塀の取り壊しを伴う場合、ブロック塀を取り壊す前の写真が1枚必要です。
また補助金を受けた場合作った生けがきは5年間撤去できないことに注意しましょう。
高崎市で外構工事とともに生けがきの設置を考えている人は、補助金の詳細に目を通しておくのがおすすめです。
高崎市の緊急耐震対策事業の制度5. 塀除却・改修工事補助

高崎市では、地震発生時にブロック塀の倒壊などによる被害拡大の防止と安全の確保を目的として、劣化が確認できる塀の除却と改修に上記画像の金額で補助金を交付しています。
申請資格は以下の通りです。
- 市税を滞納していない個人または法人
- 塀の所有者か塀の所有者から同意を得ている人
外構工事を行うタイミングで古い塀を新しくしたいと考えている人は、ホームページで補助金の詳細を確認しておきましょう。
館林市の雨水貯留及び浸透施設設置補助金


画像出典:館林市「雨水貯留及び浸透施設設置補助金」
館林市では、雨水の流出による河川の氾濫防止を目的として、市内の住宅に雨水貯留施設(タンク)や雨水浸透施設を新たに設置した場合に上記画像の内容で補助金を交付しています。
補助金の交付条件は年度内に施設を設置し、2026年3月13日までに請求書を提出できることです。
外構工事の際に、自宅の洪水を防ぐための機能をもっと高めたいと考えている人は内容を確認しておきましょう。
balance-gでは外構工事に使える補助金へのご質問に対応いたします

balance-gでは外構工事に使える補助金についてのお問い合わせに対応しています。
公式ホームページを見ただけではなかなか理解しにくい補助金の詳細説明や、行いたい外構工事で使えるかどうかのご質問などもお受けしているのです。
補助金を使って群馬県内で外構工事を行いたい方は、次のページもごらんください。
事業内容|群馬県高崎市の外構施工会社株式会社balance-g
まとめ
外構工事に使える補助金には国の補助金と群馬県の補助金の2種類がありますが、かかる費用を少しでも節約したい人は最新情報を確認しておくのがおすすめです。
この記事も参考にして、ぜひ外構工事に補助金を有効活用してみてください。